私は、太陽が昇り切る前の時間が好きです。
街はまだ静かで、人も少なく、どこか時間がゆっくり流れているように感じます。
少しずつ空の色が変わり、太陽が顔を出す瞬間。
初日の出は特別なものとして大切にされますが、私は毎日の朝日も同じように特別だと思っています。
同じ朝日は二度となく、その日だけの景色があります。
早起きをした人だけが見ることのできる景色には、どこか贅沢な時間が流れています。
まるで、昇る太陽を独り占めしているような気持ちになることもあります。
私自身、気持ちが少し沈んでいる時や考え事が多い時ほど、この時間に外へ出てみることがあります。
太陽の光を浴びながら深呼吸をしていると、不思議と「今日も一日、始めてみよう」という気持ちが湧いてくるのです。
朝のやわらかな日差しは、日中に比べて紫外線の影響が比較的穏やかな時間帯でもあります。また、朝日を浴びることは、体内時計を整えたり、心身のリズムを整えるきっかけにもなるとされています。
だからこそ、私は朝日には「希望」という言葉がよく似合うと感じています。
未来はまだ誰にも分かりません。
でも、新しい一日は、毎朝同じように私たちのもとへ訪れてくれます。
もし少し疲れている日や、前を向く力が湧かない日があれば、ほんの少しだけ早起きをして、朝の空を眺めてみてください。
きっと昨日とは少し違う景色が見え、心にも新しい光が差し込むかもしれません。
水煌

